すまい給付金対象住宅とは

すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために創設された制度です。住宅ローン減税は、支払っている所得税等から控除する仕組みであるため、収入が低いほどその効果は小さくなります。すまい給付金制度は、住宅ローン減税の拡充による負担軽減効果が十分に及ばない収入層に対して、住宅ローン減税とあわせて消費税率の引上げによる負担の軽減をはかるもので、現金が給付されます。

すまい給付金は、良質な住宅ストックの形成を促す目的もあるため、住宅の質に関する一定の要件を満たした住宅が対象になります。なお、中古住宅については、宅地建物取引業者による買取再販など、消費税の課税対象になる住宅取得が対象になります。主な要件は、床面積が50㎡以上てあること、第三者機関の検査を受けた住宅てあること 等です。

すまい給付金制度は、消費税率の引上げられる平成26年4月以降に引渡された住宅から、税制面での特例が措置される平成33年12月までに引渡され入居が完了した住宅を対象に実施しています。なお、給付対象は引上げ後の消費税率が適用された住宅となります。